ドライバーの職種にはどんなものがある?
ドライバーには、旅客を乗せて運賃をもらうタクシーやバスに乗車する職種と、貨物を運搬するトラックに乗車する職種があります。このほか、幼稚園や高齢者施設、スポーツクラブなどに通う特定の客を送迎する職種もあります。
ドライバーのうち、勤務する会社や乗車する車種によって勤務形態が大きく異なるのがトラック運転手です。トラックには、小型、中型、大型があり、一般的には小型トラックは短距離運送に、大型トラックは長距離運送に使用されます。小型トラックのドライバーは決まったエリアで、個人宅や会社に荷物を配送する業務が中心ですが、大型トラックのドライバーは片道500キロ以上を運送するので日帰りできず、車内で仮眠をすることが多くなります。小型トラックのドライバーは規則正しい勤務形態なので、女性にも人気があります。一方、中型トラックや大型トラックのドライバーは、体力が必要ですが、給料は高い傾向にあります。
どんな資格が必要なの?
旅客を乗せるタクシーのドライバーは、二種自動車免許が必要です。しかし入社後の研修期間中に二種免許を取得する支援制度がある会社も多く、普通自動車免許があれば応募できます。一方、送迎バスや役員車など、特定の人を乗せるドライバーの場合は、普通自動車免許で乗車できます。
トラックドライバーは乗車するトラックによって必要な免許が異なります。大型トラックなら大型自動車免許以外に、トレーラーに乗るならけん引免許、フォークリスト免許、運搬するものによっては「危険物取扱者」「高圧ガス移動監視者」などの資格も必要です。
ドライバーの求人は正社員やアルバイト、パートだけとは限りません。派遣契約になっているものや業務委託契約になっているものもあるので求人内容の雇用形態に気をつける必要があります。